名前の秘密

あけましておめでとうございます。昨年度は諸事の準備に追われ、生業が機能しなかった1年でした。いよいよ今年から、地に足を付けてしっかりとすみやかに事業を軌道に乗せたいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。

弊社の名前は、みなさまに大変不評でして、都度お叱りを受けています。
「読めない」「変換できない(根気を持って頂けると出てきます)」といったことですが、やはり名前には意味が欲しいと熟考した結果生まれた名前でして、ぜひみなさまにも慣れて頂けたら嬉しいです。

名前を考えるにあたって、1番に決めたことは「カタカナはやめよう」でした。昨今カタカナの社名がたくさんあり、これからは古くさいけど堅実で誠実な思いが伝わる名前を考えようと決めました。
とはいえ、自分の名字を冠したり今回新しく居を構えた地名を拝借するのには抵抗があったので、もっと大きなイメージで考えたところ、学生時代に書道で彫った「自琢(自分を磨く)」という板書を思い出しました。磨くという意味がとてもよく思えたので「日琢建設」という案に至りましたが、「琢」の字があまり好きじゃないということから、同じく磨くという意味の「砺」という字を当てはめました。ちなみに砺の字は「あらと」という訓読みでも出てきます。

「日本を砺く(みがく)」
たいそうな名前ですが、現在の建設を取り巻く人材不足はとても深刻な問題で、私たちは、過去20年分すっかり抜け落ちた技術者の分まで取り組まなくてはならない事態となっています。そういった意味では建設業界をもう一度見直す/人や仕組みを考えること=みがきなおすと捉えようと考えました。

少しでも取り巻く環境がよくなり、職人にもお客さまにも適正な対価で動く仕組みができれば良いと思っています。

(ニス塗り直さなくちゃダメだね…)

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